子育て中に便利なホテルタイプのバス・トイレ。我が家の実例も紹介

こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
浴室と洗面脱衣室、トイレが1つの空間にまとめられたサニタリースペースのことを「スリーインワン」といいます。
海外やリゾートホテルなどでもよく見かけるスタイルなので、「ホテルタイプ」と呼ばれることも。
我が家でも採用している、このスリーインワンのバスルームについてまとめてみました。

もくじ

スリーインワンのいいところ

お洒落なだけではなく、子育て中には嬉しいメリットが。
冒頭の画像は、新築のプランニング中に作成していただいたCG画像です。
実際の我が家のスリーインワンはこんな感じ。

わたしは物が好きなので生活感が出ていますが、ほぼCG通りの仕上がりです。
小さなお家なのにちょっと広く見えませんか?
それではメリットを見ていきましょう。

開放感が生まれる

一般的にスリーインワンを取り入れるメリットと言えば、「開放感が生まれる」ことです。
間取りの関係で浴室やトイレが狭くなってしまった、なんて話もよく聞きますが、サニタリーをまとめ、限りのある空間を有効に使うことで、開放的で居心地の良いバスルームにすることができます。

浴室の様子が見える

洗面台側から、ドアを開けなくても浴室内の状態が確認できます。
お風呂の蓋が閉まっているか、洗濯物を干していたかどうか、一目で分かるのは意外と便利。
浴室の壁に窓があれば、温かい光が差し込む日中のバスルームも気持ちがいいです。
我が家では夏に子供たちがお風呂で水遊びをしています。
お気に入りのバスグッズを揃えるのがさらに楽しくなりますね。

赤ちゃんがいるママの入浴に便利

ワンオペで赤ちゃんと入浴するときのコツとして、「浴室のドアを開けたまま脱衣所で赤ちゃんを待たせておく」というアドバイスを読んだ方がある方も多いのでは。
ガラスドアなら、ドアを閉めたままでも赤ちゃんの様子を確認することができます。

お風呂からトイレが見える

子供がおむつを卒業して1番便利に感じたのが、お風呂とトイレが同じ空間にあること。
子供に限らず、人間って水の音を聞くとトイレに行きたくなるそうです。
スリーインワンなら、お風呂で子供が「トイレ!」と言い出しても、その場でトイレにいかせてあげることができます。
お風呂に入る前にトイレを済ますのにも便利な動線です。
うちには2人の子供がいることもあり、ワンオペ入浴には欠かせない存在になっています。

家事の動線が楽

スリーインワン+洗濯室にすると、脱いだ服をその場で洗濯できるので便利です。
家事をする時間と家族の生活スタイルによっては、洗濯物を畳むスペースを設けて家事室としても利用することもできます。

スリーインワンの注意点

家にトイレが1つなら要検討

家族で暮らす家なら、家にトイレが2カ所以上あったほうがベターです。
誰かがお風呂に入っているときにトイレを使えないというのは不便なので、トイレが1つしかない場合は対策を考えておいた方がいいかもしれません。
間取りを工夫すればトイレの目隠し用にカーテンを取り付けることもできるので、気になる方は工務店やハウスメーカーに相談を。

来客から浴室が見える

浴室の様子を確認しやすい、というメリットの側面として、トイレを使う来客にも浴室の様子が見えてしまう、ということがあります。
我が家は浴室のタイルもインテリアとして選んだので、見えるのは嬉しいことなのですが、「浴室はあくまで隠す場所」という感覚がある方は、来客には別のトイレを案内するなどの工夫が必要かもしれません。

我が家のスリーインワンと実際の間取り

これが我が家の実際の間取り図です。(ブログ用に省略して修正しています)
透明ドアと窓のおかげで広く見えますが、浴室は「1216」というサイズ(内寸120cm×160cm)なので、ファミリー向けとしては大きい方ではありません。
このスペースの中でトイレを独立させようとすると、それぞれが窮屈になってしまうのが分かります。

我が家ではさらに、ここで洗濯もしています。
洗濯機の目の前に物干し竿を設置しているので、洗ったらその場で干すことも。
上の写真右奥に見える棚には家族の下着やパジャマなどを収納しているので、乾いたらそのまま棚へ片付けることができます。
お風呂に入るときに各自着替えを持って行かなくていいのはとても楽です。

収納の棚板は全て可動式なので、今は下の方の棚板を外して、おむつのストック場所にしています。
計算していませんでしたが、たまたまサイズがぴったりでした。
ここに脱衣かごを置いても便利ですね。

スリーインワンにまつわる疑問

居心地がいいバスルームは素敵だけど、本当に大丈夫…?と不安になる方もいるかもしれません。
よく聞かれる質問についてお答えします。

浴室とトイレが近いと不潔?

トイレが臭い、汚いと感じるのは日本人らしい感覚で、海外ではバストイレが同じ空間にあるほうが自然で一般的です。
単身やカップル向けのマンションには、スリーインワンのバスルームを採用している物件も少なくありません。
換気扇だけでなく、トイレ本体に消臭機能がついていたり、下水も発達しているので、トイレが臭くて不潔だったというのは昔の話になりつつあります。
お風呂掃除と同様に、トイレ周りの掃除も普段からしていれば清潔に保てます。

ガラスの掃除が大変?

お風呂の鏡やガラスが曇って、水をかけても曇りが取れないのは、シャンプーや石鹸のカスが付着したことによる汚れが原因です。

ドアの上側や右の窓の部分には、洗ったしぶきが直接かからないのでほとんど汚れません。
ドアの下の方はしぶきがかかりやすいので、使った後はシャワーで流すようにしています。
住み始めてもうすぐ3年になりますが、曇りやすい箇所だけ数日に1度洗剤をつけてスポンジで擦るだけで、汚れが気になるほどにはなっていません。
ちなみに、上の写真は引き渡し時の写真で、その後、ドアの真ん中より下の位置にタオルバーを取り付けて足拭きマットをかけています。

透明ガラスは掃除が大変なのではなく、汚れが分かりやすいだけです。
汚れる場所は、型ガラスやすりガラスでも同じように汚れていきますので、見えた汚れをこまめに掃除できた方が長期的に見てずっと清潔に使えます。

脱衣場が広いと寒い?

我が家では物干し竿の上あたりの天井に埋め込み型の脱衣室暖房機をつけています。
広いぶん、暖房を入れたときに温度が上がりにくいということはあるかもしれませんが、脱衣室が狭い物件に住んでいた頃でもお風呂上がりは寒かったので、広さよりも、建物の断熱性能によるものが大きいと思います。
脱衣室暖房機は夏は扇風機として、冬はヒーターとして使えるので、自分の着替えが後回しになってしまう子育て中の今は、とても役立っています。

おわりに

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「家は3回建てないと満足できない」と聞きますが、どんなに考えて建てても実際には違った、なんてことがよく起こるのが家づくり。
プランニング中にはバスタオル用のタオルハンガーの置き場所まで決めていたのに、フード付きタオルのシルエットがすごく可愛いので、インテリアを兼ねてドアかけることにしてしまいました。
子育て中の一般家庭なので「ホテルのような」とまではいかないけれど、子供たちが寝静まった後にお気に入りの空間で過ごすバスタイムは、1日の中で1番落ち着ける、癒しの時間になっています。

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