赤ちゃんや幼児のパスポートを取得する3ステップ。写真やサインはどうする?

こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
海外に渡航するには、赤ちゃんでも幼児でもパスポートが必要です。
子連れ海外旅行デビューをする方のために、新規でパスポートを取得する流れとポイントをまとめてみました。
必要な書類を準備して、窓口で申請、窓口で受領の3ステップ。
大人でも赤ちゃんでも申請の大まかな流れは同じです。

もくじ

必要な書類(初めて申請する場合)

■一般旅券発給申請書
申請書は旅券窓口や市区町村の役場で配布されています。
窓口によって取り扱いが違うこともあるので、事前に確認を。
外務省のホームページからPDFでダウンロードすることも可能です。
ブラウザで情報を直接入力してからプリントアウトすることもできて便利ですが、サイズが間違っていると受理されないことがあるので、用紙の設定は慎重に。

■戸籍謄本または戸籍抄本
本籍地のある市区町村の役場で申請すればその場で発行してもらえます。
本籍地が遠い場合など、役場の窓口に行けない場合は郵送で自宅に取り寄せることも可能です。
6ヶ月以内に発行されたもののみ有効です。

■写真
縦4.5cm横3.5cmの証明写真が1枚必要です。
パスポート用の証明写真には細かい決まりがあるので、詳しくは外務省のウェブサイト パスポート申請用写真の規格(平成28年4月20日更新)|外務省 で確認してください。
インスタント撮影機や写真館で撮ることが多いと思いますが、最近はスマホのアプリで撮影しコンビニなどでプリントすることも可能です。

■本人確認書類
マイナンバーカードか運転免許証なら1点だけで提出ができます。
健康保険証の場合は他に学生証や年金証書を組み合わせた2点が必要です。
子供の場合、保険証+乳幼児・子ども医療受給者証の組み合わせが1番身近でおすすめ。
その他、本人確認に使える書類の種類は パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)|外務省 を参考にしてください。

※住民票の写し
住民票のある都道府県以外で申請したい場合や、住民基本台帳ネットワークシステムを利用したくない場合には住民票の写しが必要です。

必要な書類(切替、更新の場合)

新規で取得する場合とほとんど変わりませんが、前回取得したパスポートが必要です。
有効期限内のパスポートが手元にあり、登録情報に変更がない場合は戸籍謄本または戸籍抄本の提出を省略することができます。

都道府県の窓口で申請

住民登録している都道府県のパスポートセンターの窓口で申請します。
申請から受け取るまでには土日祝日、年末年始を除いて1週間程度かかります。
東京都の場合、季節によっては窓口が混雑していて2時間以上並ぶことも。
平日の午前中は比較的空いているようです。
代理人による提出が可能ですので、子連れで並ぶのが大変な場合は代理申請の項目を記入した上で、大人だけで行くとスムーズです。

受け取りは赤ちゃんでも本人が窓口で

申請時に渡された受理票を持って申請したパスポートセンターの窓口へ。
赤ちゃんであっても確認のために本人が行く必要があります。
パスポートの登録内容を確認してから手数料を支払います。
12歳未満は有効期限5年のパスポートで手数料6,000円、同じ5年でも12歳以上は11,000円です。
20歳以上になると16,000円で10年有効なパスポートが取得できます。

子供のサイン(自署)はどうする?

自分の名前が書けるなら、未就学児でも本人の自筆でOKです。
漢字でも平仮名でもローマ字でも大丈夫なので挑戦してみるのも良いでしょう。
ただし、枠線内からはみ出たものは無効になるので注意。
申請書を多めに準備しておき、はじめにサインを書かせてから他の項目を記入すると効率的です。
自分で書けない子供には保護者が代筆し、その下に代筆者の氏名も書き入れます。
分からないことがあればパスポートセンターに問い合わせてみてください。

赤ちゃんの証明写真の撮影

赤ちゃんや子供の証明写真撮影はとても難しいので、スタジオで撮影するのが一番近道です。
自宅で撮影する方法もありますが、証明写真には厳しい基準があり、素人では影ができてしまったり明るすぎたり、サイズが合わないなど基準を満たしていない写真になりかねません。
提出した写真が無効と判断されると、撮り直して再提出しなければならず、パスポートの取得までに時間がかかってしまいます。
自宅で撮影するよりも費用はかかりますが、プロに任せれば確実な写真が短時間で撮れます。

番外編:結婚などによる氏名の変更があった場合

子供ではなく、親のパスポートについて。
パスポートは持っているけれど結婚して氏名が変わっている…そんな場合はパスポートの記載事項を変更する手続きが必要です。
通常の切替(更新)と同じように、新たに10年または5年のパスポートを申請する方法と、現在のパスポートの有効期限を引き継いだまま情報を変更する「記載事項変更申請」があります。
切替申請は5年間有効のものが1,1000円、10年間有効のものが16,000円です。
記載事項変更申請の手数料が6,000円なので、現在持っているパスポートの有効期限が長い場合は記載事項変更、残りが短い場合は切替で申請した方がお得です。

さいごに

急に海外に行くことになったり、パスポートを紛失してしまったり、パスポートのことで困ったらパスポートセンターに相談してみてください。
場合によっては柔軟に対応してもらえることがあります。
無事パスポートを取得したら、コピーを取って渡航先にも持参しましょう。
余った証明写真があれば、渡航先持っていくと、紛失した場合の再発行がスムーズです。
みなさんの旅が安全で素敵なものになりますように。

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