こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
6月下旬、2泊3日でリゾナーレ那須へ行ってきました。
長男4歳、次男2歳。
電車好き兄弟のために普段は新幹線派ですが、今回は車での旅行です。
旅行の記録、そして、実施されていたウイルス対策についてもまとめてみました。
※6月下旬宿泊時の記事です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
リゾナーレ那須って?
リゾナーレ那須は、2019年11月、栃木・那須にオープンした星野リゾートが展開するホテルです。
以前は「二期倶楽部」として親しまれていたホテルが、改装を経て、リゾナーレ那須として生まれ変わりました。
スタイリッシュなデザインと、自然を楽しめるアクティビティが充実しているのが特徴。
赤ちゃん連れ、子連れのファミリーに人気のお宿です。
チェックインが混み合わない工夫
ホテルに到着したらまずチェックイン。
通常はロビーで順番を待ちますが、混雑回避のため、車で待機するように指示がありました。
順番が来たら、館内に入ってグループごとにチェックインをします。
通常の手続きに加え、検温と体調確認のアンケート、渡航歴の確認があります。
フロントには飛沫感染防止用の透明パネルが設置されていて、挨拶を含めた会話も最小限に抑えられていました。
那須塩原駅からリゾナーレ那須までは送迎バス(要予約)もありますが、現在は本数が少なく、定員も制限しているようで、予約が取りづらくなっています。
利用したい場合は早めに確認を。
お部屋
今回宿泊したのは本館のスーペリアルーム。
メゾネットタイプのお部屋もありますが、階段があると小さい子連れには危ないので、ワンフロアのほうが安心です。
室内にはシングルベッド3台とソファ、サイドテーブルがあります。
子供たちは添い寝なので、ベッドも十分な広さです。
ベッドの正面は大きな窓になっていて、まるで森の中で寝転んでいるような開放感。
窓の外のウッドデッキにも、テーブルとチェアが置かれています。
ベッドのヘッドボードは、カウンターテーブルになっています。
電源タップも付いているので、景色を眺めながらノートパソコンを開いてちょっとしたお仕事をすることも。
カウンターの背面の壁が扉になっていて、冷蔵庫やセキュリティボックスが備え付けられています。
冷蔵庫の中には冷たいお水が用意されていました。
バス、トイレ、洗面台が一緒になったサニタリースペースは、光が入って気持ちがいいです。
大浴場を利用する場合は、お部屋からバスタオルを持って行きます。
※大浴場はおむつが外れていない子供は利用することができません。
敷地内は自然がいっぱい!
リゾナーレ那須のコンセプトは「アグリツーリズモ」。
アグリ(農業)とツーリズモ(観光)を組み合わせた造語で、リゾートに滞在しながら、田舎の暮らしを楽しむ、イタリアで人気の旅行スタイルです。
宿泊棟を出てすぐの場所に、大きな田んぼがあります。
田んぼの周りには那須らしい森林が広がり、そこから見渡す那須の山々…田んぼのある地域で育ったわたしでも、心を揺さぶられる光景です。
歩くたびに、周りから小さなカエルがぴょこぴょこ跳ねていく様子は何とも可愛い。
広大な敷地では、他の宿泊客とのソーシャルディスタンスを意識するまでもなく、ゆったりとプライベートな時間を過ごすことができます。
朝食はテイクアウトでピクニック
ウイルス対策として、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」ではビュッフェが中止になっていました。
その代わり、朝食はレストランでテイクアウト用に準備されたボックスを受け取り、好きな場所で食べることができます。
レジャーシートとクッションをレンタルすれば、大自然の中でピクニックをすることも。
※テイクアウト形式に加え、7月1日からは衛生管理を徹底した「新ノーマルビュッフェ」としてレストラン営業を再開しているそうです。
アクティビティPOKO POKO
リゾナーレ那須としてオープンする際に、新しく建てられたアクティビティ施設「POKO POKO」。
畑で採れた野菜でピザ作りを楽しんだり、Books&Cafeでお茶を飲みながら読書をしたり。
子供が大好きな遊具が揃ったプレイエリア。
白で統一された遊具が緑に映えます。
密になりやすいキッズスペースは、時間制限と入場制限が設けられた上で営業していました。
これがむしろ助かった!
昨年リゾナーレ熱海に行った際は、ほとんどの時間をボールプールで過ごすことになってしまい、他のアクティビティに参加する余裕がなくなってしまったのでした。
一度に入場できる人数が制限されているので、子供たちものびのびと、集中して遊ぶことができます。
キッズと言っても、0歳児と小学生では遊び方が違うので、遊ばせていて気を遣うこともよくありますよね。
15分でも十分すぎるくらい遊べますし、回数制限はないので、順番を守れば何度でも楽しめます。
プレイエリアを貸し切り状態で遊べるのは今だけです。
夏の遊びグッズをレンタル
「POKO POKO」前の広場に停められたトラックでは、夏遊びアイテムをレンタルすることができます。
長男が虫取りを楽しみにしていたので、虫かごと虫取り網を持参したのですが、お洒落で立派なものが借りられました。
ピクニック用のレジャーシートやクッションもこちらで借りることができます。
冬は、雪遊びアイテムを借りることができるようです。
夏の散歩アクティビティ
今回の滞在で、一番印象深かったのが「夏の森さんぽ」アクティビティです。
案内人と一緒に森の中を散策し、モグラが掘った穴を見たり、葉っぱの匂いをかいだり。
長男は、案内人が出したクイズに正解したのがよっぽど嬉しかったようで、寝るまでその話をしていました。
森の中をテンポよく歩くので、歩きやすい靴、服装で参加します。
施設から特に注意はありませんでしたが、歩き始めの赤ちゃんや妊婦さんは少し大変かもしれません。
2歳7ヶ月の次男も一生懸命歩いて参加しました。
7月頃になるとクワガタムシを見られることもあるそうです。
アグリガーデンで農体験
種まきや肥料づくりなど、実際の農作業を体験できる「アグリガーデン」。
グリーンハウス内では、さまざまなワークショップも行われています。
今回は、夏季限定の「夕涼みグリーンバル」がオープンしていました。
入場料制で、紫蘇のジュースやモヒート、ちょっとしたおつまみをいただくことができます。
レストランディナーの利用
リゾナーレ那須には、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」と、ビュッフェスタイルのレストラン「SHAKI SHAKI」があります。
「OTTO SETTE NASU」は、混雑緩和のため予約数がかなり制限されているようで、今回は予約を取ることができませんでした。
「SHAKI SHAKI」でのディナーは、セットメニューのみとなっています。(6月下旬現在)
豪華なお子様セットにびっくり。
アレルギーメニューについては、別の記事に。
備品の貸し出し
星野リゾートのブランドの中でも、リゾナーレは子連れで行きやすいお宿です。
普段は赤ちゃんグッズの貸し出しが豊富で、気軽に泊まれるのも魅力のひとつ。
現在はウイルスの影響で貸し出しを中止しているものもあるので、必要な方は事前に確認をした方がよさそうです。
部屋着は子供用に2サイズ用意されていました。
※写真はSSサイズ
新しい生活様式がフィットする宿
その他ウイルス対策として、各所にアルコール消毒液が設置されていたり、清掃と除菌が強化されていたり。
大浴場の混雑状況をスマホから確認できるのがとても便利で、ウイルス関係なく今後も利用したいと思うシステムでした。
もともと混み合うタイプの宿ではありませんが、密を避ける工夫のおかげで、さらにゆったりと過ごすことができ、ウィズコロナ時代にフィットする宿だと感じました。
チェックアウトは12時と遅めに設定されています。
混雑を避けるため、事前に手続きを済ませることも可能です。
おわりに
荷物の移動がセルフサービスに変更されていたり、コミュニケーションが最低限に抑えられているので、「星野リゾートのおもてなしを堪能したい!」という方は、もしかすると満足できないかもしれません。
安全に勝るホスピタリティはないこと、その上で「こんな時」ならではの旅行の楽しみ方を提案してくれるところは、さすが星野リゾートだとわたしは感じました。
もともと予定していた日程が緊急事態宣言と重なってしまったのですが、日付の変更を柔軟に受け入れていただき、とてもありがたかったです。
次に行くとき、子供たちはどんな成長を見せてくれるんだろう…そんな楽しみができた滞在でした。