長くは使えない、それでもバンボが欲しくなる理由

こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
赤ちゃんの初めての椅子、と言ったら「バンボ」を思い浮かべるママやパパもいるのではないでしょうか。
赤ちゃんらしい色使いとフォルムは、置いてあるだけで目を引き、小さな赤ちゃんがちょこんと座っている姿はなんとも可愛いもの。
小さい子がいるお家や赤ちゃん歓迎のお宿でもよく見かけるアイテムですが、結論から言うと、長く使えるものではありません。
それでもちょっと欲しくなる、バンボベビーソファについてまとめてみました。

もくじ

バンボってなに?

南アフリカの「バンボ社」が販売している赤ちゃん用の小さな椅子です。
バンボ社からは他にもブースターシートや手洗い用のステップも販売されていますが、「バンボ」といえばこの「バンボベビーソファ」のこと。
カーブを描いた独特のフォルムが体にフィットするので、腰が据わる前の赤ちゃんでも安定して座らせることができます。
柔らかいシートが赤ちゃん自身の重みで沈み、抜け出しにくくなるのも特徴です。

バンボの使用期間は?

公式の対象月齢では「首が据わる頃~14か月頃」とされています。
ただ、実際に1歳まで使うか?と言うとそうではない場合が多いようです。
その理由は主に2つ。

太ももがきつくなる

運動量が少ない時期の赤ちゃんは、手足が太くなってきます。
ちぎりパンのような手足はとても可愛いですが、この太ももが引っ掛かり、バンボに入らなくなってしまうことが多いです。
我が家の次男は常に成長曲線の下の方をマークしている小さめな赤ちゃんでしたが、それでも生後10ヶ月頃には足周りがきついと感じました。

抜け出せない

お世話をする家族にとってのメリットですが、動き始めたばかりで好奇心旺盛な赤ちゃんにとって「抜け出せない」ことは楽しいことではありません。
月齢が進むとバンボがなくても自力で座れるようになるので、動けないことを嫌がり、自然と使う機会が減っていきます。

バンボが活躍するシチュエーション

使用期間は数ヶ月ととても短いですが、あってよかったと感じる場面も多いです。
長くは使えないと分かっていても、バンボが欲しくなる理由は・・・

腰が据わるまでの椅子として

普段基本的に寝転んでいる低月齢の赤ちゃんは、座った姿勢で見る世界に興味津々。
バンボに座らせるとご機嫌で過ごしてくれることも。
忙しい育児中、5分や10分でも時間ができると、お世話をする家族も助かります。

離乳食のスタートに

一般的に離乳食を開始するのは生後5〜6ヶ月頃ですが、その頃の赤ちゃんはまだ腰が座っていないことも。
ベビーチェアに1人で座れない赤ちゃんでも、バンボなら安定して座ることができます。

お座りサポートとして

少しずつ1人座りができるようになってきたけれど、突然ゴデーン!と倒れてしまう赤ちゃんから目を離せない…そんな時期は、バンボに座らせておくと転倒の危険が少なくなるので便利です。
(ただ、この時期すでに太ももが入らなくなったという声も。)

記念撮影に

これがかなり活躍します。
バンボに座れる数ヶ月の期間、お食い初めやハーフバースデー、生まれた時期によっては初節句など、生まれて初めてのイベントがたくさん。
そんなことのために?と思うかもしれませんが、人生「初」の体験は、これからの人生で一度きり。
写真館に行かなくても、おうちで気軽に記念写真を撮ることができるのは楽しいものです。

テーブルは必要?

我が家ではテーブル(プレートレイ)はほとんど使用しませんでした。
テーブルの取り付けかたのコツを掴めず、スムーズにつけられなかったことと、テーブルのサイズが小さすぎたこと。
離乳食初期の小鉢だけなら置くこともできますが、なんでも掴んでひっくり返してしまうこの時期の赤ちゃんの目の前にわざわざ置く必要もなく、使い勝手がいいとは言えません。
おもちゃや絵本を置いても、落としたり投げてしまって取れなくなり、むしろ機嫌が悪くなってしまうことも。
ただ、このテーブルを取り付けると、赤ちゃんがバンボからさらに脱出しづらくなるので、攻略されるまでの期間を少しでも長くしたい!という方にはおすすめです。

バンボの注意点

海外では、高い台にバンボを置いて使用したことによる落下事故も起こっています。
お風呂での使用や高いところにバンボを置いた状態での使用は絶対に避けてください。
「脱出しにくい」だけで、「脱出できない」ものではありません。
赤ちゃんの様子に注意して使用しましょう。
付属の腰ベルトを使用すれば、より安全に使うことができます。

おわりに

子供が赤ちゃんでいる期間はとても短く、特に、椅子に座れるようになるまでの数ヶ月は、あっという間に過ぎていきます。
使用期間が短いと躊躇してしまいますが、写真館で1回撮影するよりも安いかな、と思えば、3回写真を撮っただけでもお得だった、と今では思っています。
慌ただしく、息が詰まりがちな赤ちゃんの子育て。
便利で可愛いグッズを使うことは、赤ちゃんにとっても、お世話をする家族にとっても楽しく暮らす助けになるかもしれません。

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