こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
カタミノ(KATAMINO)は、フランス生まれの木製の知育パズルです。
「対象年齢3歳から99歳」と書かれたパッケージに見覚えがある方もいるのではないでしょうか。
我が家で愛用中、子供の知育としてだけではなく、ゲームとして世界中の人に愛されているカタミノについてまとめてみました。
カタミノって?
正方形を繋げて多角形にした「ペントミノ」という形の木製のピースを組み合わせて遊びます。
テトリスが立体になったような形を想像すると分かりやすいかもしれません。
ギリシャ語で「5」をあらわす「penta」と、ドミノの「omino」を合わせた造語で、その名の通りペントミノは5つの正方形が合体してできています。
ちなみに、テトリスの「テト」は、ギリシャ語で「4」をあらわす「tetra」が由来だそう。
様々な形をした12個のペントミノと、小さなの赤のブロックが5つ、茶色のブロックが3つで1セットになっています。
遊び方や問題が載ったルールブックと、我が家が買ったものには学習指導HAND BOOKというパンフレットがついてきました。
遊び方
いくつかの遊び方がありますが、基本的なルールはいたってシンプル。
仕切った四角形の範囲内をペントミノで隙間なく埋める、それだけです。
ペントミノの数が増えるごとに難易度が上がります。
ルールブックには500以上の問題が収録されていて、その組み合わせは36,057通りもあるとか。
7つのペントミノを使ったA-7の問題に挑戦したい場合は、Aの行を横に7の列まで追っていくと必要なペントミノが分かるようになっています。
4歳の長男にはこの表の見方が難しいようなので、必要なピースを大人がピックアップして渡してあげています。
仕切りのバーををボードの「7」のところにセットして準備完了。
ああでもない、こうでもない、と次々にピースを置いては入れ替え、ぴったり収まる場所を探し出していきます。
単純に見えてこれが本当に難しい。
わたしも何回か挑戦していますが、まだ7の問題をクリアできたことがありません。
4歳の長男は、6か、調子が良ければ7まで解けることもあるので、子供の学習力には本当に驚かされます。
10分くらいかけて全て埋めることができました。
解いている最中は惜しいところで形が合わなかったりして、「これ、問題間違ってるんじゃない…?」と思ってしまうほどですが、こうして完成してみるとスッキリ。
世界中の人を虜にしている理由が分かります。
対象年齢は3歳から99歳まで、脳トレにも
7つのペントミノを使った1問でさえクリアするのが大変なのですから、こんなにたくさんの問題があったら大人でも全てを攻略するのは難しいですよね。
最近では大人の脳トレとして購入する方も多く、世界中にはカタミノをはじめとした箱詰めパズルの愛好家が大勢いるそうです。
そのほかの遊び方
対象年齢の「3歳」というのはゲームとして遊べる年齢のことだそうで、2歳以下だと遊べないというわけではありません。
平面のパズルとして
コロコロとした形が印象的なカタミノですが、平面のパズルと同じように形を作って遊ぶこともできます。
ルールブックに載っている見本を見ながら同じ形を作ってみましょう。
立体で遊ぶ
平面のパズルとは違いピースが立体的なので、直方体や立方体を作って遊ぶことができます。
積み木あそび
2歳の次男でもできるのがピースを積み木として使う遊び方です。
電車に見立てて並べたり、高く積み上げられるかを競ったり。
イマジネーションとコミュニケーション
それぞれのピースの色や形が持つイメージについて親子で話したり、ピースを自由に使って作品を作ってみたり。
乗り物好きの我が家の子供たちは、「これは京浜東北線のいろ!」「丸の内線とおなじ!」など得意げに教えてくれます。
ちなみに、濃いピンクのピースを長男は「いいねのかたち」と呼んでいます。
いいね!の親指を立てた形に見えるそうです。(さすが今の子ですね…!)
知育としての効果は?
実のところ、わたし自身は知育にあまり興味がありません。
それでも実感しているのは、パズルに挑戦しているときの集中力がついたこと。
はじめの頃は1回ピースが上手くはまらなかっただけで「もういいや〜」と諦めてしまっていたのが、何度かクリアして達成感を味わううちに、根気強く、諦めずにチャレンジするようになりました。
子供の解いている姿を見ていると、いくつかのピースの形を瞬時に判断して2手先くらいまでを考えていることが分かり、4歳でもこんなにできるようになるんだなあと感心しています。
おわりに
わたしの友人のお子さんは、中学生になった今も家族でこのパズルを楽しんでいるそう。
脳を鍛えるだけではなく、このカタミノを通じて家族の時間が楽しめたら素敵ですね。