ベビー用品を揃えるデメリット!出産準備は最低限がベスト

こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
出産が近づいてくると、楽しみでもあり悩ましくもあるのが出産準備です。
たくさんの育児グッズやベビー服が溢れていますが、不自由せずに初めの1ヶ月を乗り切るための、最低限のものだけを準備すれば大丈夫。
完璧に揃えることには、意外な落とし穴があったりもします。

もくじ

ベビー用品を揃えることのデメリット

初めての出産の場合、赤ちゃんが生まれた後の生活をリアルにイメージすることが難しく、子育て雑誌や赤ちゃん用品店の出産準備リストを完璧に揃えようとしがちです。

ところが、赤ちゃんの成長や性格、ママの回復具合や育児する大人の数、お家の環境など、100人いれば100通りの育児があり、必要なものはそれぞれ違います。
楽しみに買っておいたお洋服を着せようとしたら、すでにサイズアウトしていた…なんて悔しい思いをすることも。

出産準備リスト

最低限のものさえ準備できていれば、あとは必要を感じたときにネットで注文すれば数日で届く時代です。
これから長く続く子育てだからこそ、賢く準備することが大切です。

普段から持ち歩くもの

  • 健康保険証
  • 診察券
  • 印鑑
  • 母子手帳

妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。
受診に必要な以上の4点は、コンビニや近所へのお散歩でも、バッグに入れて普段から携帯するようにしましょう。

出産に必要なものは手荷物に

分娩時に必要な持ち物は、産院から指示がある場合が多いのでそれに従ってください。
初産だとお産の進みが遅いこともありますが、病院に到着してからスーツケースを整理する余裕があるとは限りません。
また、出産を終えて病室に着いてから、消耗した身体でスーツケースを開けて必要な物を探すしだすのは大変です。
すぐに使うものはトートバッグやリュックなどに手荷物としてまとめ、予定日が近づいたらすぐ持ち出せる場所に置いておきましょう。

  • 入院の申込書など病院の書類
  • 常備薬
  • 分娩時に使用するもの
    産褥ショーツやバスタオルなど、産院から具体的に指示があります。
  • 陣痛中に使いたいもの
    定番のテニスボール、音楽をかけられる場合はCDなど。
    ペットボトルで使えるストローキャップなどもあると便利です。
  • スマホの充電器
    言わずもがな、これがないと家族に連絡さえ取れません。
    取り出しやすいところに入れておきましょう。
  • 予備のメガネ
    普段コンタクトをしている人は要注意。
    予備がなければ、病院に向かうときに必ず持っていきましょう。
    出産に立ち会う家族がいれば、メガネの置き場所を伝えておくと◎
  • 歯ブラシ、スキンケアセット
    洗顔フォームや化粧水などの基礎化粧品を持参しましょう。
    化粧品のサンプルを1回分だけを手荷物に入れて、残りはスーツケースに入れても大丈夫です。
    病院内は乾燥していることもあるので、リップクリームや保湿剤があると便利。
  • おやつ
    陣痛中に食べられるようなもの。
    また、出産が夜中になった場合、次の食事が朝食なので時間が開いてしまいます。
    出産直後は興奮して眠れないことも多いので、夜食として食べることもできます。

入院に必要なものはスーツケースに

入院生活に必要なものはスーツケースや旅行かばんに入れてまとめておきます。
1人で病院に向かうことになった場合は、すぐ使うものだけを持っていき、この荷物は後から別の家族に持ってきてもらうこともできます。
パジャマや下着がかさばりますが、面会に来られる家族がいれば、洗濯を頼むことで荷物を減らせます。

  • 産褥ショーツ
    産褥ショーツに履き替えるタイミングは産院によって違うため、指示がなければ1枚だけ手荷物に入れ、残りはスーツケースに。
  • 産褥パッド(お産用ナプキン)
    産院で用意がなければLサイズ1パック、Mサイズ1パックを用意します。
    回復具合にもよりますが、それ以降は生理用ナプキンで代用できる人もいます。
  • スリッパ
    トイレもスリッパで行くことになるので、裏に汚れが染みにくいもののほうがおすすめ。
  • 前開きのパジャマ
    2着〜。
    産後はホルモンの関係で汗をかきやすい人も多いので、洗濯を頼めない人は多めに持参しましょう。
  • 授乳ができるブラジャー
    完全ミルクを予定していても、入院中には授乳をしたり、診察をすることもあります。
  • ボディソープ、シャンプーコンディショナー
    病院のシャワー室には、基本的に備え付けのものはありません。
  • バスタオル
    ママのシャワー用として。
    おくるみとしても使うことができたり、丸めてクッション代わりに使うこともできます。
  • 授乳用ガーゼ
    授乳後にゲップをさせる際に使用します。
    授乳のたびに吐き戻してしまう赤ちゃんもいるので、多めにあると便利。
  • 赤ちゃんの退院時の衣服
    短肌着と長肌着を1組。
    おくるみもあると便利ですが、普段の出番が少ないので、バスタオルでも代用可。

入院中に足りなくなったら買い足す

出産〜入院中の消耗品は病院の売店で購入できる場合が多いです。
妊婦健診のときに売店のラインナップを確認しておきましょう。
出産予定日が年末年始やお盆休みなどに重なりそうな方は、売店の営業日や営業時間を把握しておくと安心です。
入院中のベッドの上から必要なものをネットで注文することもできますが、年末年始やクリスマスシーズンは、普段より配送に時間がかかることもあります。 

チャイルドシート

退院時に自家用車で帰宅する場合はチャイルドシートが必要です。
新生児から使えるもの購入するか、レンタルしておきます。
チャイルドシートがない場合はタクシーを利用しましょう。

育児用品リスト

退院して赤ちゃんと自宅に戻ったら、本格的な子育てがスタートします。
はじめの1ヶ月までに使うアイテムを揃えておきましょう。

赤ちゃんの衣類

  • 短肌着
    上半身だけを覆うタイプの肌着です。
    洗濯用に3〜5枚、ボタンではなく紐かマジックテープのものを。
    紐よりもマジックテープのほうが着脱は楽ですが、マジックテープは洗濯のときに他の衣類に引っかかりやすいです。
  • 長肌着 3〜5枚
    短肌着の上に着る、上下がつながったワンピースタイプの肌着です。
    長肌着ではなく、コンビ肌着やツーウェイオール、ロンパースと言われるものでもOK。
    日本で使っている人は多くありませんが、頭からかぶるボディスーツタイプのものもあります。

新生児のうちは基本的に室内にいるので、短肌着とその上に着る長肌着やロンパースがあれば大丈夫です。
季節によって気温の差はありますが、室内なのでそこまで神経質になる必要はありません。
この時期だけと割り切って、エアコンや暖房器具で室温を快適に調整しましょう。

上着やベストなど、赤ちゃんのお洋服は可愛ものがたくさんあるのでつい欲しくなってしまいますが、サイズアウトのおそれがあるので、早め早めに買うことはおすすめしません。
家族のライフスタイルから、洗濯の頻度を考えて必要な枚数を準備します。

おむつ

  • おむつ
    新生児サイズを1袋。
    小さく生まれた赤ちゃんには「小さめ新生児」というサイズも。
  • おしりふき
    今後も長く使うので、たくさんストックがあってもOK。
  • オムツ処理グッズ
    オムツ用消臭ゴミ箱、もしくは消臭袋

低月齢のうちは1日に何度もおむつを変えるのでまとめ買いしたくなりますが、赤ちゃんの成長はそれぞれで、すぐに新生児用がサイズアウトしてしまうことも考えられます。
1パックだけ用意して、赤ちゃんの成長によって追加で購入しましょう。
おむつについては、事前に処理方法を考えておくことが重要です。
我が家では、普段の生ごみと同じように「BOS」の消臭袋に入れて捨てています。

沐浴、衛生グッズ

新生児の1日の生活の中で、沐浴はビッグイベントです。
スムーズな沐浴ができるように、便利なグッズは利用しましょう。

  • ベビーバス
    使用期間が短いので、友達に借りたり、お下がりでも大丈夫。
    風呂桶やマットなどでも代用できますが、専用のものの方が便利な場合が多いです。
  • ベビーソープ
    石鹸ではなく、泡で出るタイプのベビーソープを使います。
  • 授乳用ガーゼ、沐浴用ガーゼ
    タオルやハンカチでも代用できますが、使用頻度が多いので、肌に優しく価格もやすいガーゼが適当です。
  • 体温計
    大人と同じものでOK。
    この先ずっと使うので、家にない場合はこの機会に購入しましょう。
    計測時間が短いものだと計るのが楽です。
  • ベビー用爪切り
    赤ちゃんの爪はすぐに伸びます。
    ハサミ型のベビー用のものを。
  • 綿棒
    ベビー綿棒はあまり使わなかったというママも多いですが、普通のサイズの綿棒は日常的にも使うので持っておいたほうが◎

授乳用品

「生まれてみないと分からない」の代表的なものがこの授乳用品。
不安なら1組だけ用意しておき、入院中に赤ちゃんとママのペースを掴んでから注文するのも良いでしょう。

  • 授乳クッション
  • 哺乳瓶
  • 粉ミルク
  • 哺乳瓶用乳首
  • 消毒用品
  • 授乳ケープ

どれもそんなに高価なものはありませんが、妊娠中に考えていた授乳方法通りにいかないと、産後のメンタルもあり、「買ったけど使わなかった…」と思うのが意外なストレスになることがあります。

寝具

寝具について、アイテムを検討する前にまず、赤ちゃんとママがそれぞれどこで過ごすのか、一緒に暮らす他の家族はどこで過ごすのかを、家族で話し合っておきましょう。
「実際に生まれてみたら大人の思い通りに行かないこともある」ということを分かったうえで準備をすると無駄な買い物を減らせます。
結果的に無駄になってしまった場合でも、納得できることは大切です。

SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが高まる可能性があるので、掛け布団や枕などは推奨されていません。
大人のベッドで添い寝する場合にも注意が必要です。

  • ベビーベッド
  • 敷布団
  • シーツ
  • 防水パッド
  • バウンサー

お出かけの時期が近づいたら

1ヶ月健診が終わると少しずつお散歩に行けるようになります。
抱っこ紐やベビーカーは妊娠中から準備する必要はないので、生まれてから赤ちゃんの個性や自分たちの生活スタイルにあったアイテムを選ぶのもいいでしょう。
抱っこ紐やベビーカーはモデルによって、いつから使えるかの基準が異なります。

必要なアイテムは必要なときに!

赤ちゃんの成長はひとりひとり違い、予測することはできません。
出産前にひと通りの育児用品を揃えてしまうよりも、はじめの1ヶ月間に必要な物だけを準備しておき、赤ちゃんの性格やライフスタイルによって必要になれば買い足していく、というのがベストです。

まだ見ぬ赤ちゃんを想像して準備するのも楽しいですが、実際に生まれた赤ちゃんの顔を見ながら、ベビーグッズやお洋服を選ぶのも、また違った楽しみがあります。
困ったときには必ず助けてくれる窓口があるので、各種サービスの連絡先をお守りとして調べておくことを忘れずに。

この記事を読んでくれたみなさんの出産が無事に終わりますように。
そして、赤ちゃんだけでなく、ママやパパが元気でいられることを願っています。

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